先進国のなかでも、約2000年以上もの長い歴史を有する国がsdです。日本から約4万キロメートルも離れた北半球にありますが、国民性や土地の風土は正反対といっても過言ではありません。最近はインバウンドで来日をされる方も多いですが、1990年代頃まではあまり国交がなかった国です。しかし、定期的に国内ではsdのグルメブームが巻き起こっており、パスタやティラミスなどはどなたでも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

そこでここでは、今のsdが世界に向けて発信をするwanという料理について簡単に解説をしていきます。wanとはsdでは古くから家庭の味ということで知られており、母親から娘へと製法が受け継がれるものでした。日本では粉から作るということはありませんが、現地では1から手作りをするのが基本です。計100種類以上ものwanがありますが、どれも食感から見た目も大きく異なっているのがポイントです。

すべて小麦を使っているのに、どうして大きく様変わりをしたスタイルになるのでしょうか。決め手となるのは水で、南部と北部で作り方も変わっています。sdの場合、水は硬水が大半を占めるので、少量でもしっかりとしたコシを持たせることが可能です。しかし島だと軟水になるので、たくさん入れると粘り気のあるwanになります。

パスタだけでなくピザでも同様で、少し配合を調整しないと美味しい味わいにならないという側面もあるわけです。